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2009年 11月 12日
季村敏夫『山上の蜘蛛』(みずのわ出版 )出版記念のイベント 以下、りいぶるとふん からのお知らせメールより転載 ■トークイベント とある二都物語 山上の蜘蛛、あるいはボン書店の幻 モダニズム詩の光と影 対話-季村敏夫×内堀弘 司会-北村知之 ■日時-12月22日(火)冬至 16:00 開場 16:53 開演 音楽-かえるさん(細馬宏通) にしもとひろこ(from たゆたう) 18:00 季村敏夫×内堀弘トーク 20:00 終演 ※開演時間は冬至の日の入り16:53(神戸)に因んで。17時開演とお考えください。日没の海を眺めながらはじまります。 『山上の蜘蛛』と『ボン書店の幻』は、ともに「モダニズム(詩)」を主題にした詩人たちの物語です。その出生において時と場所を異にしながら、この二書はどこか兄弟に喩えたい気持ちを抱かせます。時代の苛酷さはグラデーションのように色の濃淡を変えて今を染めあげています。詩人たちはいつもその苛酷さに晒されて立ちつづけてきました。痕された詩集、詩誌はその姿をわたしたちに辛うじて教えます。おふたりの労作はポンペイの遺跡で見つけられた不自然な空隙に石膏を流し込んだ考古学者のように、詩人たち(ボン書店主・鳥羽茂は出版人である前に詩人であった)を生きた姿でとりだす作業でした。 戦争前夜のふたつの都市の片隅に舞い降りて消えていった言葉の断片。おふたりの対話はきっと、ページの上で消え入る言葉をふたたび舞わせ、かつてそれが舞い降りてきた空の方角を指し示すにちがいありません。 ■主催-りいぶるとふん‘ドノゴトンカ Donogo-o-Tonka’ 共催-塩屋音楽会/震災まちのアーカイブ ■場所-旧グッゲンハイム邸 655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17 Tel: 078-220-3924 Fax: 078-202-9033 JR山陽塩屋駅、北側線路沿いを東へ200m後、トンネルをくぐり、さらに100m、遮断機を越え、すぐ。駅より徒歩5分。*駐車場はありません。 ■料金-予約 2,000/当日 2,500 予約・問い合わせ-旧グッゲンハイム邸事務局 (TEL:078-220-3924 FAX:078-202-9033 E-mail:guggenheim2007@gmail.com) 季村敏夫─きむらとしお 詩人。1948(昭和23)年、京都で生まれ、神戸市長田区で育つ。古物、古書籍商を経て、現在、アルミ材料商を営む。著書に詩集『木端微塵』(書肆山田、2004年。山本健吉賞)、『Love is 永田助太郎と戦争と音楽』(共編著、震災まちのアーカイブ、2009年)、『山上の蜘蛛』(みずのわ出版、2009年)ほか。 内堀弘─うちぼりひろし 古書店主。1954(昭和29)年、神戸で生まれ、東京で育つ。1980(昭和55)年に古書肆「石神井書林」を開業。詩歌書を専門に、1920-30年代のモダニズム文献を扱う。著書に『ボン書店の幻』(白地社、1992年/ちくま文庫、2008年)、『石神井書林日録』(晶文社、2001年)、『日本のシュールレアリスム』(共著、世界思想社、1995年)ほか。94年から『図書新聞』に「古書肆の眼 耽奇日録」を連載している。 北村知之─きたむらともゆき 1980(昭和55)年、神戸で生まれ、神戸在住。海文堂書店 http://www.kaibundo.co.jp/ に勤務。「雑誌」「芸能」を担当し、特に関西のリトル・マガジンを集めた棚に力を入れる。編著に『神戸の古本力』(みずのわ出版、2006年)。『spin』に日録「エエジャナイカ」を、「[書評]のメルマガ」 http://back.shohyoumaga.net/ に「全著快読 編集工房ノアを読む」を連載。 かえるさん 細馬宏通 http://www.12kai.com/beach/ -ほそまひろみち 2004年ごろより、「かえる目」のボーカルとしてあちこちで歌い始める。報われないのに夢見がち、リーチは長いが頼りない歌詞を携えてときどきソロも。「かえる目」としてアルバム『主観』『惑星』発売中。著書に『浅草十二階』(青土社、2001年)『絵はがきの時代』(青土社、2006年)『絵はがきのなかの彦根』(サンライズ出版、2007年)など。 にしもとひろこ http://nishimotohiroko.net/ 1982年大阪生まれ。二人三脚的音遊びユニット「たゆたう」の歌とギター担当。1st アルバム『いちにちのながさを、はなうたできめる。』発売中。空気にただよう大人にも子どもにも聴こえる独特な声色で、ソロ活動のほか、ボーカル・コーラスサポートとしても活動。その他、主に墨汁を使用したペインティングでのライブパフォーマンス活動もちらほらと。
by jun-milky
| 2009-11-12 17:30
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