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2010年 05月 30日
去年撮った写真だが、京大西部講堂の屋根の三つ星。 今は黄色だが、昔は赤い星で、描かれた当時(1972年)は「テルアビブの星」と呼ばれていたようだ。年月の中で幾度も屋根は塗り替えられている。 私が初めて西部講堂へ行ったのは、1970年の秋、高校1年生の文化祭の日だった。友だちを誘い、文化祭を途中で抜け出し、駅のトイレで制服から私服に着替えて、京都行きの電車に乗った。 西部講堂へ辿り着くと、入り口の前で機動隊が、とうせんぼしてた。その日予定されていたロックコンサートの主催者が「過激派」だということで、コンサートを阻止しようとしてたのだった。 西部講堂の敷地を取り囲む高い塀の向こうから、主催者側のお兄さんたちが、「塀を乗り越えて、こっちへやってこい!!」と呼びかけていた。好奇心旺盛でお転婆な私は、「よっしゃ!!」とばかりに、塀をよじ登っていった。すると、同行した友人が私の片足にすがりついて、「じゅんちゃん、やめて!!」と泣き出した。 「参ったなあ・・・。女を連れて来るんじゃなかった」なんて、私は少年のような気分で困り果て、仕方なく塀から降りた。女の子を1人で帰らせる訳にはいかない。しかもその子は美少女だ。私は、その子と一緒に、西部講堂を後に、帰路に着いたっけ。 西部講堂ではコンサートや演劇などをよくやっていたので、若い頃はよく行った。そのうち、ジギという劇団に一時期参加したので(好奇心だけの遊び半分だったが)、そのジギの稽古場が西部講堂だったので、西部講堂の楽屋裏まで思い出深いものとなった。
by jun-milky
| 2010-05-30 07:33
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