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2010年 08月 21日
画業60周年記念出版 水木しげる『戦記漫画傑作選』/小学館クリエイティブ 水木しげるの貸本マンガ(1959年に発表された初期作)の復刻版で、この8月に発行されたものです。戦記漫画3冊(「必勝雷撃隊」「台風爆弾」「印度洋作戦」)に、豆本「楽園慕情」の付録が付いてます。解説は梶井純。 「必勝雷撃隊」が、私はいちばん心に残りました。ラストがあまりにも悲しくて・・・。 食料の輸送が困難となったガダルカナル島で2万人の将兵が餓死しようとする。 「白旗を掲げればいいのだ!! それだけのことで何万という将兵も父も救われるのだ!!」「戦争だからと いたずらに死をまつことはあるまい」と思った若い飛行兵が、白旗を掲げて空に飛び立とうとする。「バカ者 気がふれたのか」「国賊っ」と上官から銃口を向けられる若者。 そして長官命令で、反逆機を撃ち落とすべく「神雷」が、若者を追跡した。秘密兵器「神雷」を操縦するのは、彼の父親である。悲痛な父子の運命は・・・?結末は・・・、ここでは書かない。
by jun-milky
| 2010-08-21 12:44
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