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2011年 06月 18日
密雲に青き眸あり
ウインクせり お前も生きていけ できれば陽気に と (川崎彰彦「合図」) 梅雨空が続いてますが、梅雨や冬の曇り空が続く時には、いつもこの詩が胸から浮かび上がり、口ずさみます。土手を散歩しながら、電車に乗りながら。部屋の窓から空を見上げるときも。 川崎さんが遺された言葉や詩や文章は、ひとつひとつ、輝く遺言となり、私(たち)を励まし続けてくれます。 悲しみを短調で表現するのではなく、メジャーコード(長調)で表現する川崎彰彦は、人生に対しても常にそのような姿勢であった。川崎さんは文学、私はマンガで、ジャンルは違うけれど、身近な人として私のよき師となってくれた。そんな川崎さんは、つげ義春やつげ忠男の大ファンだった。 『幻燈』創刊号をお送りしたとき、じゅんちゃんの名前が、つげ義春やつげ忠男と一緒に並んでいると言って、親バカのように喜んでくださった。 ああ、残念だ。生きてりゃ、「つげ忠男展」と「幻燈・夜行展」を観に行きたかったなあ・・・、なんて声が天国から聞こえてきます。 さて、私は午後からまた出町柳へ出かけます。昨夜は「お土産」製作に忙しく、ちょっと寝不足ですが、4時前にはギャラリーへ行ってますので、よければ、ふらりと天国から、遊びにやって来て下さい。 京都・出町柳トランスポップギャラリー
by jun-milky
| 2011-06-18 11:31
| 日記
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