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2013年 01月 29日
先日、京都上京区三番町の大雄寺へ行ってきました。
「樹の上の草魚」「へんりっく 寺山修司の弟」などの石川淳志監督が、関西へ来られていたので、せっかくなのでどこか案内しましょうか?(方向音痴のくせに)と申し出ましたら、大雄寺へ行きたいと・・・。 大雄寺には、山中貞雄監督のお墓があったのでした。その甥にあたる加藤泰監督のお墓もありました。 上京区にはあまり行かないので、「大雄寺」というお寺の名前も知りませんでしたが、石川さんのおかげで、両監督のお墓参りをすることができました。 (地図を持参したものの、方向感覚は石川さんの方がはるかに良くて、どちらが案内されてるのやら・・・でした) 私は、山中作品では「丹下左膳余話 百萬両の壺」、加藤作品では「幕末残酷物語」と、それぞれ1本ずつしか観たことありませんが、どちらもとてもいい作品でした。 「幕末残酷物語」は、大川橋蔵が主演。私は十数年前に、古い映画ばかり上映してる某映画館で観たのですが、橋蔵も、いい映画に出ていたんだなあ・・・と思いました。 大川橋蔵の追っかけをしていた亡母はきっと、映画完成時に観たと思います。母の分までお墓に手を合わせておきました。 三番町や五番町のある辺りから北へ足を延ばせば、京都の代表的な花街のひとつ「上七軒」。小雨の中、初めて「上七軒」を歩きましたが、祇園のような目立った観光化はされておらず、佇まいに深みが感じられ風情がありました。 「上七軒」は、北野天満宮の横に位置してますので、ここまできたら、あれに乗らない訳にはいきません。嵐電・北野線です。 北野線の「鳴滝」には、かつて映画俳優や映画関係者がたくさん住んでいました。幼いころ母に連れられ、太秦の撮影所へ行ったあと、鳴滝の方まで足を延ばして、映画スターの家を見物して回った思い出があります。 「太秦」は誰でも知ってるけど、「鳴滝」と聞いて反応する人は少ないので、さすが映画監督と一緒なら「鳴滝」で盛り上がれることができ、車窓から「鳴滝や!」「ここが鳴滝やで!!」と、関西のオバサンは賑やか。さらに嵐電本線に乗り換えると「ここが太秦やで!!」。 楽しい一日となりました。ありがとうございました。 オマケの写真は、嵐電の後に向った京大吉田寮(左京区)のニワトリです。放し飼いしてるみたいです。雨上がりの庭を走り回ってました。
by jun-milky
| 2013-01-29 12:57
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