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2016年 04月 15日
■天野天街脚本集『夢+夜』北冬書房 少年王者館の名前を知ったのは、たぶん大阪南港での維新派の公演のとき。少年王者館の役者さんたちも出演していて、少年王者館の名古屋公演のポスターも貼ってあった。へ~え、名古屋にこんな劇団があるんだ。「少年王者館」という名前にとても魅かれた。 その後『夜行』で少年王者館のことが幾度か取り上げられていて、ますます興味がそそられ、大阪公演のときに観に行った。期待通りだった。 「トワイライツ」という天野天街が監督した映画も観たことがある。あまりにも素晴らしくて全身が痺れるような感覚に襲われた。 北冬書房からは天野天街の単行本が何冊か発行されてます。 ■大月健『イメージとしての唯一者』 白地社 三月書房のブログで目次など紹介されてます。 一昨年の5月に亡くなられた大月健さんの著作集です。辻潤の研究家であった大月さんは『虚無思想研究』『唯一者』などを発行、亡くなるまでの数年は京大俳句会も主宰されていました。 また、本書には収録されてませんが、『点燈社通信』に「夢のなかの現実ーつげ義春と深沢一郎」、『ガロ』に「『無能の人』考」、『CABIN』に「つげ義春と<沼>」なども書かれてます。 ■『川崎彰彦傑作撰』(北海道新聞社)は4月9日に発行されました。水無瀬の長谷川書店、京都の善行堂、三月書房などで入手できますので、お近くの方は是非。 三月書房のブログ三月記に下記のように書かれてますので、入手ご希望の方は急いで下さい。 「結論から言えば、この本はすぐに売り切れます。制作部数わずか300部。全部売り切れても発行者は赤字という安すぎる定価設定、著者生前の希望通りの装幀者、そして行き届いた編集。これが売れないようなら三月書房もおしまいです。」
by jun-milky
| 2016-04-15 23:38
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