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2009年 06月 01日
昨日は朝から寝たり起きたり。疲れがたまっていたが夕方にはどうにか起動することができ、四条・富小路の徳正寺へ。
辻潤の書画は随分前にギャラリーで何枚か見たことがあるが、お寺の座敷に並んだ掛け軸は、やはり風情があっていい。部屋の隅で辻潤があぐらをかいて酒でも飲んでいそうで、ふと探したくなるほどだ。 尺八の夕べでは、「虚無思想研究」の久保田一氏の尺八からはじまり、2番目に横山良平氏のパフォーマンスと蓄音機による福田蘭堂の尺八。福田蘭堂は作曲家でもあり、あの名曲「笛吹童子」は、福田蘭堂の作。 最後に登場した松本太郎氏の師匠の師匠の師匠(だったっけ?)は、福田蘭堂だということで、松本太郎の一曲目は「笛吹童子」。尺八で「笛吹童子」を聴けるなんて!! 虚無僧の歴史なども聞けて面白かった。 虚無僧といえば、すぐに瞼に浮かぶのは、つげ義春の「無能の人」シリーズの「探石行」。あれはもう何ともいえません。何ともいえない面白さと味わいです。 ところで、徳正寺には、あの『ガロ』の長井勝一氏のお墓があるはず。聞いてみますと、お庭に建ってる「六角堂」の中にいらっしゃるらしい。それで、お堂に向かって手を合わせて帰ってきました。 徳正寺の門。 デジカメを持参するのを忘れてしまい、ケイタイで何枚か写真を撮ったのだが、室内が暗くてどれもぼやけていて残念無念。帰りがけに徳正寺の門を写したこの写真がいちばんマシかな。 ・・・と、ここで、昨夜会場でお会いしました林哲夫大先生のdaily-sumusを覗いてみますと、やはり、さすが、お見事な、素晴らしい写真が並んでました。辻潤の書もきれいに写ってます。
by jun-milky
| 2009-06-01 23:30
| 関西あちこち
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