7月の刀根山病院

毎日暑いですね・・・・。

「ゲゲゲの女房」で「いぬいさん」を見る度に、そうやそうや、あの写真・・・と思っていた。
「いぬいさん」は桜井昌一さんがモデルだと思いますが、桜井昌一さんは大阪出身で、四天王寺のすぐ近くで生まれ、蛍池に転居。十代半ばで結核になり、蛍池の刀根山病院に入院しました。



（以上３枚、刀根山病院・旧館）

これらの写真は何年か前に撮った写真です。蛍池の駅前から坂道をどれほど歩いたかしら・・・？　暑い夏の日でした。フォルダの日付けを見ると、2003年7月21日となってます。ちょうど今頃の季節に出かけたのでした。

（蛍池の駅前）ここから坂道を歩いて刀根山病院へ至る


刀根山病院には、それ以前に、うんと前に、20年ほど前に行ったことがありました。やはり夏でした。
肺がんで入院してた友人を見舞うために出かけました。見舞う側は、彼女が余命幾ばくもないことを知ってましたが、当の本人は何も知らず、軽い呼吸器系の病気だと思っていました。
かわいらしいピンクのパジャマをヒラヒラ風になびかせ、元気そうに病院の中庭を歩きながら、「退院したら、また吞もうね」なんて言ってました。
あんなに元気だったのに、それからまもなく亡くなりました。