|
2013年 01月 27日
鉄道唱歌を書き忘れていたので、追加しておきます。
「鉄道唱歌」第5集14番 .伊賀焼いづる佐那具の地 芭蕉うまれし柘植の駅 線路左にわかるれば迷はぬ道は草津まで 柘植駅は、関西本線と草津線の接続駅です。 つげ義春の貸本時代の作品の中に、こういう記述がある。 「ぼくは東京生まれであるが、亡父の生家は岐阜県恵那郡(現在は市)にあり・・・・」 (中略) 「ぼくの柘植という姓は非常にめずらしく一度で読める人はめったにいないというまことに不便な姓なので・・・」「一体だれがこんな姓をつけたのか、その起源はどこにあるのかかねがね暇をみて調べてみたいと思っていた」「それがある日忍者物を描くためにいろいろ史料を調べていたら・・・」「突然!」「柘植の二字が目にとび込んで来た!」 「それは実在したと思われる忍者の姓なのでビックリしてしまった」「それから新たに文献を求め入念に調べたら、あるわあるわ、上柘植・下柘植・柘植一・柘植猿・・・等どれもみんな忍者の姓なのである。」 「なるほど忍者の本場といえば奈良・和歌山・滋賀・岐阜一帯なので柘植性が岐阜にあるのもうなずけるわけだ。」「また三重県の伊賀に柘植という駅名のあるところからみて、忍者の発祥地といわれる、伊賀が柘植姓の起源地にあるかもしれない。・・・」 「それにしても自分が忍者の子孫であるとしたらこんな愉快なことはない・・・(以下略)」 つげ義春 初期傑作長編集 第3巻「残酷帳シリーズ 上」(講談社)より
by jun-milky
| 2013-01-27 14:07
| 関西あちこち
|
ファン申請 |
||