|
2009年 07月 11日
今日は公衆の面前で思わず絶叫してしまった。
今日の午後、先日プレオープンした京都の古書店「善行堂」(山本善行さんのお店)へ行きました。お客さんがたくさんいまして、かき分けて本棚を物色してました。ビジュアル関係とマンガ関係の掘り出し物がないかと思って出かけて行ったので、さいしょ文芸関係の本には意識は行っていませんでした。 なのに突然、『私の敵が見えてきた』という背表紙の文字が目に飛び込んできました。「え!?」と思い、そのタイトル文字の下に目を移すと「多田謠子」。その瞬間、思わず「ひゃあ〜」と悲鳴のような大声を上げてしまい、その声に自分でも驚いたが、周囲の人たちも一斉にこっちを見まして。動揺してしまった私は、実はこの本はもう何年も探し求めていた本で。若い頃に人から借りて読んだことがあって、それをもう一度読みたくて、版元に問い合わせても絶版で。知り合いの古本屋さんにもあちこち問い合わせたんだけど見つからず。何年もずっと探していたんですが、見つからず。 この多田謠子さんは、多田道太郎さんのお嬢さんで弁護士だったけど、病気で夭折されて、亡くなられたときにこの本がでて。私はむかし香里団地に住んでいて、そこに多田道太郎さん一家が住んでいたらしく。どうのこうので、ああのこうので・・・と、「香里団地」なんて名前も知らないかもしれない人にまで説明して。しかし、私の喜びぶりに、みなさん一緒に喜んでくださり、嬉しさ倍増で、しっかとこの本を抱きしめて帰りました。 ![]() カバーの絵は富士正晴。表紙をめくると、富士正晴のハガキの書き文字が印刷されています。「複写拝受し中のもの拝読しました。純粋すぎる汚れない育ちをしたことの不幸せの感あり。」という部分が胸に痛いです。 ![]() こんな本も見つけました。1977年発行の月刊『ポエム』創刊号。特集「つげ義春」 ![]() 他にもいろいろ掘り出し物を買って帰りましたが、長くなるのでこの辺で。安くていい本が揃ってます。場所は、「京都市左京区浄土寺西田町82の2」 京大の通り(今出川通り)にあります。京大から東(銀閣寺方面)に向かって歩き、吉田神社を通り過ぎて、あと少し歩いたら白川通りとの交差点って辺りです。ちょっと目立つ赤い番傘のお隣りの店です。青地の白丸の中に「善行堂」と書いてあります。 ![]() ![]() 京都らしい風情の入り口。うすぼんやりとした灯りの下に座る店主、なかなか絵になってますが、びっくりしたのは奥様。はじめてお会いしましたが、女優さんみたいにきれいな方でした。 あの辺りは懐かしいので、久しぶりに交差点の辺りまで歩いてみようと思ってたんだけど、トランスポップギャラリーにも寄りたかったので、また出町柳まで戻って。まもなく、佐伯俊男展や逆柱いみり展が開催される予定のようです。またお知らせします。
by jun-milky
| 2009-07-11 23:12
| 本や雑誌
|
ファン申請 |
||