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2007年 08月 28日
京都、寺町京極通りに「むい」というロック&ブルース喫茶ができたのは、1973年の秋だった。そのころ私は堺町通り(イノダコーヒー店がある通り)の「名前のない喫茶店」というロック喫茶の常連だったが、「むい」が開店してからは、「むい」と半々で行くようになった。そのうち私と親しい友人たち(ミュージシャンのヒヨッコたち)が「むい」でアルバイトするようになると、「むい」は私にとって友人知人たちの近況を知る場所となっていった。
その秋、「むい」開店1週間ぐらいの間は、開店記念ライブが連日おこなわれ、私も駆け付けた。そこで、シバさんのソロライブをはじめて聴いた。シバや高田渡がやってた武蔵野タンポポ団は以前野外コンサートで観たことはあったが、近場で観たのははじめて。狭い店内はギュウギュウ詰めの満員電車状態。私は後ろの方で立ち見しながら、他人の頭の隙間からシバの姿を覗き込んだ。隣には私と同年のガキンチョたちが、少しでも前の方でシバを拝もうと、口げんかしながら押し合いへし合いしてた。北冬書房の集まりでマンガ家同士としてシバさんと顔を合わせる日がやがてやってくるなんて、その時は思ってもみなかった。 むいの経営者の松村さんは高田渡の義弟?にあたり、高田渡もときどき店に来ていた。「ガロ」の長井勝一氏もときどき来てたようだ。マンガ好きのミュージシャンたちが「むい漫画農場」というミニコも発行してた。 松村さんが経営してた寺町京極の「むい」が閉店したあとは、桂牧が百万遍の交差点のところに新しい「むい」を開店したが、数年後に閉店した。しかし「むい」という名前は「むいジャグバンド」として今もその名を残している。 さて、9月1日に京都で下記のイベントがある。よりによって何でこんな日に!!と電話口で桂牧に向ってわめいたが、向こうは以前からこの日を予定してたようだ。正月に亡くなった「ようちゃん」(村島洋一)の追悼コンサートである。数年前に亡くなった「漫画農場」最後?(その後出ていないと思うので)の編集長でミュージシャンの青木しげひさの追悼も加え、なかなか懐かしい顔ぶれが集まるようだ。 私が、いつもより早めに胃癌の検診に病院へ行ったのは虫の知らせ。ようちゃんが知らせてくれたせいかもしれない。ようちゃんのお葬式からずっと、わけもなく胸騒ぎのする不安な気分が続いていた。それで予定より1ヶ月も早く病院へ行って、食道癌が発見された。 食道癌は「白い巨塔」のモチーフになったように、早期でも遠隔転移(他臓器への転移)が発生しやすく、ほんの少しの手遅れが命取りになる。早めに病院へ行ったおかげで大事に至らずにすんだ。ようちゃんが知らせてくれたのかもしれないね。追悼コンサートには行けないけど、同じ日に私は東京でがんばります。 ![]() 「むいな日」(追悼:村島洋一・青木しげひさ) 9月1日(土) 6:30スタート 京都拾得(丸太町大宮上ル 075-841-1691)チャージ¥2000 [出演者] むいJUG(桂牧、福島健、宮本一)、中村よお、ひがしのひとし、 藤村直樹、足立大輔、JAM POT(井上としなり、小川真一+徳田健)、 ベアーズ・キャンプ・ストリング・バンド(真鍋尚人、島村和夫、福)、 仲豊夫、野中あみこ、のむら哲二 詳細はジギタリスレコード喫茶部→http://digitaris.exblog.jp/ #
by jun-milky
| 2007-08-28 12:17
| 音楽、映画、演劇、他
2007年 08月 04日
さすが8月、いよいよ暑くなりましたね。
2枚ほど描いた絵をお見せしましょう。もっといい絵もあったのですが、うっかり写真撮るのを忘れていました。描き上げた絵はちゃくちゃくとギャラリーの方へ送っているのでもう手元にはありません。どうぞ、みなさん、ギャラリーの方へおいで下さい。 個展のタイトルは「夏のてっぺん」です。 個展のはじまる9月1日といえば、二百十日。台風がこなきゃいいけれど・・・。 ちょうど風の又三郎がやって来て去っていった時期と、個展の会期が重なるので、 台風のことが少し心配ですが・・・。 #
by jun-milky
| 2007-08-04 23:53
| うらたじゅん活動記録
2007年 06月 02日
今日は朝からいいお天気で、9時頃ベランダにお布団を干しました。夕方お布団を入れようとして、お布団をめくると・・・・・。な・・・、なんと、布団の下から雀の巣が・・・。
![]() まあ、どうしましょう・・・。困りました。雀は朝からせっせと枯れ草をここに運び、1日がかりで巣作りをしていたに違いありません。なんだか可哀想です。その巣を壊してしまうなんて・・・。もう、このままずっとお布団を干しっぱなしにしておこうかと思いましたが、そういうわけにはいきません。 ![]() 仕方ありません。お布団をのけました。お布団をのけたら、こんなかんじで枯れ草が・・・。 ![]() この巣を作ったのは、いつもの母雀ではなく、別の雀でしょう。これから出産を控えている雀が、子どもを産むために作った巣でしょう。ごめんね。可哀想だけど、ここは場所が悪すぎる。ここは布団を干す場所です。違う場所にしてください。ごめんね。と言いながら枯れ草を処分しました。 お百姓さんだった祖父が天国から見ていたら、「雀にペコペコ謝るアホウがおるか!!」と叱られそうですが・・・。でも、耳を澄ませば、おじいちゃんのこんな声も聞こえてくる。 「こらこらスズメ、わしの田んぼに来るな。ここからずっと東へ向うと、アホウの孫が住んどるから、米がほしけりゃ孫からもらえ」 #
by jun-milky
| 2007-06-02 16:43
| 季節の風物
2007年 05月 13日
うちのベランダに毎日遊びにやってくる雀がいるので、いつもお米をあげています。
最近、お米を全部食べてしまわずに、口の中に含んだままどこかへ飛んで行くので、ああ、きっとコドモが生まれたんだ。それでコドモにお米を運んでいるんだと思い、たくさんお米をあげるようにしていました。 すると、一昨日、母雀はコドモを連れてやってきました。子雀はまだお米を自分で食べられないので、お母さんに食べさせてもらっています。 ![]() ミルキイが亡くなって、猫の匂いが消えたころから、いつのまにか雀が遊びにくるようになり・・・、そしてその雀がコドモを連れて遊びにやってくる。季節はめぐり、命もめぐる。 子雀がすくすくと育ちますように・・・・。 #
by jun-milky
| 2007-05-13 23:06
| 季節の風物
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